第九頌 忍耐と現実の世界
西嶋先生の訳
憂鬱な状態を耐え忍んでいると、この世の中が姿を現わし、現実の世界が動き出す。
そのようにして綜合的な世界が、個々の特殊事情の中に、この現実の世界の中に、苦痛と(五種類の)集合体とが一つに重なった状態の中に存在している。
中論を勉強しています
憂鬱な状態を耐え忍んでいると、その憂鬱はこの世の中の事であり、現実の事であると認識するようになる。
憂鬱を含む綜合的なこの世の中において、また一つ一つの特殊な事情においても、この現実の世界においては憂鬱の苦しみと五蘊(五種類の集合体)とが一つに重なった状態で存在している。
坐禅をしました
憂鬱の苦しみを耐え忍んでいると、この憂鬱はこの世の中の様々な事が原因で生まれてきものであり、この憂鬱は現実であると認識するようになる。
その様にして認識された憂鬱のひとつひとつはこの世の中の現実である。そして憂鬱と五蘊が一体となっている、つまり心の憂鬱と体の憂鬱が絡み合って一つになった状態で存在している。
※我々は憂鬱に悩まされる、人生の原因結果による憂鬱、過去とか将来の事を色々と考え込んでしまう憂鬱、自分ではどの様にもしようがない生まれながらの憂鬱など色々と数え上げたらきりがない。この世の中は生きずらく憂鬱なものだと考え始めたら「何故、自分は生まれてきたのだろう」という疑問が生まれる。
※我々は憂鬱に悩まされる、この疑問の答えを探そうと本を読んだり講演会へ出かけたりして沢山の知識をため込むが、いくら知識を得ようと勉強しても何が本当なのか分からず益々憂鬱になって行く。
※我々は憂鬱に悩まされる、憂鬱と言うものは頭で考えた内容であり現実の実情とは決した一致することはない。この真理に気付かないことが憂鬱の原因である。頭で考えればいくらでも理想がえがけるがその理想はこの世の中には何処にも存在しない。
※我々は憂鬱に悩まされる、憂鬱による苦しみは特殊な事情を持っている人も居るだろうし、ごく一般的に誰もが持っている苦しみもあるだろう。・・・・・・だから私は「一人坐禅」を勧める。日常生活の中において毎日坐禅をして、心の憂鬱と体の憂鬱が一体となっている苦しみを現実としてありのままに受け入れ「これが本当の自分なのだ」、毎日一所懸命に生きている自分自身に対して「これでいいのだ」となればいいのだけれども。
※坐禅の仕方は、ブログ正法眼蔵=坐禅=涅槃を読んでください。
https://honjoutarou.blog.fc2.com/blog-entry-25.html

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憂鬱な状態を耐え忍んでいると、この世の中が姿を現わし、現実の世界が動き出す。
そのようにして綜合的な世界が、個々の特殊事情の中に、この現実の世界の中に、苦痛と(五種類の)集合体とが一つに重なった状態の中に存在している。
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憂鬱な状態を耐え忍んでいると、その憂鬱はこの世の中の事であり、現実の事であると認識するようになる。
憂鬱を含む綜合的なこの世の中において、また一つ一つの特殊な事情においても、この現実の世界においては憂鬱の苦しみと五蘊(五種類の集合体)とが一つに重なった状態で存在している。
坐禅をしました
憂鬱の苦しみを耐え忍んでいると、この憂鬱はこの世の中の様々な事が原因で生まれてきものであり、この憂鬱は現実であると認識するようになる。
その様にして認識された憂鬱のひとつひとつはこの世の中の現実である。そして憂鬱と五蘊が一体となっている、つまり心の憂鬱と体の憂鬱が絡み合って一つになった状態で存在している。
※我々は憂鬱に悩まされる、人生の原因結果による憂鬱、過去とか将来の事を色々と考え込んでしまう憂鬱、自分ではどの様にもしようがない生まれながらの憂鬱など色々と数え上げたらきりがない。この世の中は生きずらく憂鬱なものだと考え始めたら「何故、自分は生まれてきたのだろう」という疑問が生まれる。
※我々は憂鬱に悩まされる、この疑問の答えを探そうと本を読んだり講演会へ出かけたりして沢山の知識をため込むが、いくら知識を得ようと勉強しても何が本当なのか分からず益々憂鬱になって行く。
※我々は憂鬱に悩まされる、憂鬱と言うものは頭で考えた内容であり現実の実情とは決した一致することはない。この真理に気付かないことが憂鬱の原因である。頭で考えればいくらでも理想がえがけるがその理想はこの世の中には何処にも存在しない。
※我々は憂鬱に悩まされる、憂鬱による苦しみは特殊な事情を持っている人も居るだろうし、ごく一般的に誰もが持っている苦しみもあるだろう。・・・・・・だから私は「一人坐禅」を勧める。日常生活の中において毎日坐禅をして、心の憂鬱と体の憂鬱が一体となっている苦しみを現実としてありのままに受け入れ「これが本当の自分なのだ」、毎日一所懸命に生きている自分自身に対して「これでいいのだ」となればいいのだけれども。
※坐禅の仕方は、ブログ正法眼蔵=坐禅=涅槃を読んでください。
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