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中論・7-1頌 綜合的な客観世界とその特徴

第一頌 綜合的な客観世界とその特徴 

西嶋先生の訳
もしも綜合的な客観世界がこの世の中に生まれて来たものであるとするならば、そこにおいては(この綜合的な客観世界が生起、継続、消滅という)三種類の特徴によって縛られている筈である。

しかしこの綜合的な客観世界は現に目の前に現われている世界そのものの世界であって、単に外見的な特徴だけの世界であるということは、あり得ない。




中論を勉強しています
もしも綜合的な客観世界が何処かから来てこの世の中に生まれて来たものであるとするならば、この世の中において綜合的な客観世界は誕生し存続し消え去るという三種類の特徴によって縛られている筈である。

しかしこの綜合的な客観世界は何物にも縛られておらず、あくまでも目の前に現われている世界そのものの世界であって、感覚器官で捉える単に外見的な特徴だけの世界であるということは、決してあり得ない。

坐禅をしました
もしも綜合的な客観世界が、我々の住むこの世の中に生まれて来たものであるとするならば、我々の住むこの世の中において綜合的な客観世界は常に誕生・持続・消滅という三種類の状態が存在するはずである。

しかしこの綜合的な客観世界は現に目の前に現われている世界そのものの世界であって、何処かから来て生まれる事もなく同じ世界がいつまでも変わらずに存在し続ける事もなく何処かに消え去る世界でもない。そして綜合的な客観世界は感覚器官で感じるだけの世界であるということは、あり得ない。

※外見的な特徴=眼・鼻・耳など感覚器官で感受できる内容

*もしも綜合的な客観世界が目の前の現実と違うとするならば、その綜合的な客観世界は明確な始まりと変わらない継続と終了という三種類の特徴があるはずである。もしも生起があるならば生まれ出る前があったという事になり、継続があるならば移り変わりがなくなる事になり、そして消滅があるとなれば消えた後がある事になる。つまり頭で考えれば綜合的な客観世界は生起、継続、消滅したりすると理論づけられるが、目の前の現実のこの世の中ではそのような現象は存在しない。


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プロフィール

悠村隆道

Author:悠村隆道
ご訪問ありがとうございます。
妻と2人暮らし。68歳。自営業。
自宅で毎日(朝・晩)坐禅をしています。
師事した愚道和夫老師より平成15年「授戒」を受け、平成20年「嗣書」を授かりました。    

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