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中論・第十二章 苦しみに関する検証

第十二章 苦しみに関する検証に入る前に西嶋先生の解説です

一般的にいうならば人間は交感神経が強い場合、精神的な緊張が高まっているために、苦しみに対して鈍感であり、副交感神経が強い場合には、神経が敏感になっているために、苦しみを感じる度合いが激しい。しかし仏教においては交感神経と副交感神経とがプラス/マイナス:ゼロの状態にある処から、苦しみというものも人間の感受作用における状態であって、人々が一般に考えるように苦しみというものが、果たしてこの世の中に実在するかどうかを疑っている。そこで本章においては仏教における中道的な立場から、苦しみという事実をどのように理解するかが語られている。

抽象概念 : 恐怖
具体概念 : 苦痛
現実概念 : 痛み




※苦しみは頭で考えた内容であり苦しみの原因となる客観的な事実とは直接に関係している訳ではない。たまたま苦しみと苦しみの原因となる客観的な事実が非常に近い関係にあるので、その両方が一緒に存在している様に見えてしまうので、苦しみが具体的に存在している様な誤解をしてしまう事が多い。



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プロフィール

悠村隆道

Author:悠村隆道
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妻と2人暮らし。68歳。自営業。
自宅で毎日(朝・晩)坐禅をしています。
師事した愚道和夫老師より平成15年「授戒」を受け、平成20年「嗣書」を授かりました。    

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