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中論・10-15頌 現実の火とその性質

第十五頌 現実の火とその性質

西嶋先生の訳
炎と燃焼とが一つに重なった現実の火に関する説明は、思考作用と感受作用とが一つに重なった現実の事態として捉われない態度で説明することができる。

全てのものは(それぞれの事物として)完全な性質を具えたものであるから、十二分以上の内容を持っており、織物と同じような複雑な内容その他に依存している。




中論を勉強しています
炎と燃焼とが一つに重なった現実の火は、具体的解釈と抽象的解釈が一つに重なった現実の事態として説明することができる。

この世の中の全てのものは完全なものであり、十分すぎるものを具えており、織物の模様の様な複雑な内容をしている。

坐禅をしました
現実の火は具体的に考えたり抽象的に考えたり
炎と燃焼が一つになっている現実の灯火は、感受作用に依る具体的な炎と思考作用による抽象的な燃焼という二つの作用が一つに重なった事態であると説明する事が出来る。

だから現実の世界において、全てのものが個々の事物であり、それらは完全なものであり、十分すぎるものを具えており、そして織物と同じように複雑な実体としてこの世の中に存在している。



※思考作用で現実を観ると綜合的なものの見方は難しくなりどうしても分析的になりやすいという特徴があり、感受作用で現実を観ると同じように綜合的なものの見方は難しくなりどうしても感受したこと・経験したことしか捉えられないという特徴がある。



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プロフィール

悠村隆道

Author:悠村隆道
ご訪問ありがとうございます。
妻と2人暮らし。68歳。自営業。
自宅で毎日(朝・晩)坐禅をしています。
師事した愚道和夫老師より平成15年「授戒」を受け、平成20年「嗣書」を授かりました。    

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