中論・第九章 瞬前に関する検証

第九章 瞬前に関する検証に入る前に西嶋先生の解説です。

道元禅師の正法眼蔵の中に、機先という言葉がある。機は「はずみ」の意味であり、現在の瞬間を意味するから、機先は現在の瞬間の直前を意味している。プールワ(PURVA)は正にその機先すなわち瞬前を意味すると解されるところから、瞬前という訳語を採用した。仏教哲学の一つの中心は、思考とも異なり感受とも異なる行為にあるのであるが、現実の行為は例外なしに現実の瞬間において行われる。そこで仏教哲学においては必然的に現在の瞬間を問題にせざるを得ない。しかも仏教哲学にしたがうならばその現在の瞬間は想像することもできない程短い時間であり、その前の瞬間とも切り離されており、後の瞬間とも切り離されている。そこで現在の瞬間を可能な限り厳密に捉えようとするならば、その直前の瞬間、すなわち瞬前を問題にする必要がある。

抽象概念 : 瞬前 
具体概念 : 瞬後 
現実概念 : 現在の瞬間




坐禅をしました
行いは現在の瞬間において行われるのであるが、現在の瞬間を理屈で理解しょうとしても難しいので現在の瞬間の直前を考えて現在の瞬間を理解してみようと試みてみる。



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プロフィール

悠村隆道

Author:悠村隆道
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妻と2人暮らし。67歳。自営業。
自宅で毎日(朝・晩)坐禅をしています。
師事した愚道和夫老師より平成15年「授戒」を受け、平成20年「嗣書」を授かりました。    

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