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中論・7-32頌 自己管理と霊魂の働き

第三十二頌 自己管理と霊魂の働き

西嶋先生の訳
自己管理は個人の主観的な霊魂の働きによって実現するものではないし、自己管理が客観的な霊魂の働きと同じものであるということもない。

そのような純粋な意味での現象そのものは、人間の主観的な霊魂の働きに依存しているものでもなければ、客観的な霊魂の働きに依存しているものでもない。




中論を勉強しています
現在の瞬間の事実である自己管理は主観的な考え方によって実現する訳でないし、また現在の瞬間の事実である自己管理が客観的な考え方とも異なっている。

だから現実における純粋な意味での現象そのものは、我々の主観的な考え方で成り立っているわけではないし、客観的な考え方で成り立っているわけでもない。現実は現実として目の前に実在している。

坐禅をしました
自己管理は現在の瞬間の事実であるから実在している。だから自己管理は我々の心の働きによって現われるものではないし、現実には存在していないがこの世のあると言われている霊魂の働きと同じでもない。

従って、目の前に存在するありのままのこの世の中の現象は、我々の心の働きによって成り立っているわけではないし、現実には存在しない、いわゆる霊や魂によって成り立っているわけでもない。この世の中は我々がどのように考えようと目の前の現象は現実であり、何にも妨げられない極めて安定してものである。



※この世の中の実在は我々の心が存在を認めるから実在するのではない、この世の中の実在は我々の心に何の関係もなく実在する。また、仏教ではいわゆる霊魂の存在を明確に否定しているが、もしもその霊魂というものがこの世の中にあったとしても、それがこの世の中に対して何の影響を与える事はない。

※この世の中は現実であって、我々の心が有るとか無いとかと考える事ではない。いくら心では腹が空いてないと思ってもいつまでも食べなければいずれは飢え死にしてしまうし、いくら寒くないと言っても雪の原野に裸で立っていればいずれは凍死する。自分の心の持ち方である一定の対応は出来るが、現実となると絶対ではない。またこの世の中には霊魂というものが有ると考えらているが、それがこの世の中の現実に対応できるかと言えば全く対応できない。
この世の中は何処かに消えるわけでもなく何処かから何かが現われるわけでもない極めて安定した世界である。だから、我々はこの世の中を素直に見詰め現実に従って生きていくべきである。


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プロフィール

悠村隆道

Author:悠村隆道
ご訪問ありがとうございます。
妻と2人暮らし。68歳。自営業。
自宅で毎日(朝・晩)坐禅をしています。
師事した愚道和夫老師より平成15年「授戒」を受け、平成20年「嗣書」を授かりました。    

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